東京商工リサーチ宇都宮支店は1日、中古車販売の銀嶺(宇都宮市鶴田町)が事業停止し、弁護士一任で破産手続きの申請準備に入ったと発表した。負債総額は2022年9月期決算時点で約4500万円。東京商工リサーチ宇都宮支店と帝国データバンク宇都宮支店は14日、2日付で宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。
東京商工リサーチ宇都宮支店によると、銀嶺は2017年設立。当初、エステサロンの経営を目指していたが、代表者の親族が経営していた中古車販売事業を継承し、21年9月期の売り上げは約1億3千万円を計上していた。
一方、新型コロナウイルス禍で思うように集客が伸びずに販売は減少した。その後も業績は回復せず、金融債務の負担は重く、法的整理を決断したという。