【宇都宮】宇宙産業の振興に力を入れる市は栃木SCと連携し、スタジアム内で小学生向けの宇宙飛行士体験イベントを開いた。ユニホーム姿の児童ら約30人が最先端技術を介して仮想空間の宇宙旅行を楽しんだ。
イベントは宇宙開発の技術者が立ち上げたスタートアップ企業「amulapo(アミュラポ)」(東京都)が提供。宇宙産業に関心を持ってもらおうと開発した体験型サービスで、スタートアップ企業を支援する市の「宇都宮アクセラレーター2023」の支援事業に採択されている。
児童たちはVR(仮想現実)ゴーグルなどを装着し、宇宙空間で物が動く様子などをゲーム形式で疑似体験。宮の原小5年橋本新輝(はしもとにき)君(10)は「将来、宇宙飛行士になって本物の宇宙に行ってみたくなった」と話していた。