アジア最高位の自転車ロードレース「2023ジャパンカップサイクルロードレース」最終日は15日、宇都宮市森林公園周回コース(1周10・3キロ×13周=133・9キロ)でロードレースが行われ、ルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)が3時間28分22秒で初優勝を果たした。
岡本隼(おかもとはやと)(愛三工業)が日本人最上位の15位でアジア最優秀選手賞を獲得。宇都宮ブリッツェン勢は谷順成(たにじゅんせい)の28位が最高だった。
レースは3周目にジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ)が単独で抜け出し、3、6周目で山岳賞を獲得。8周目に後続集団が追い付き、ワールドチームを中心に先頭争いが激化した。
12周目の終盤にコスタがアタックを仕掛け、最後は3人によるゴールスプリントを制して頂点をつかんだ。
レースは出走107人中59人が棄権する中、ブリッツェン勢は谷、沢田時(さわだとき)が完走した。
完走の2人、思い継ぐ ブリッツェン
冷たい雨が古賀志山の林道を濡らし、超高速ペースで展開されたロードレース。日本人完走者がわずか9人しかいない中、宇都宮ブリッツェンがマークした「完走者2人」の数字が持つ意味は小さくない。西村大輝(にしむらひろき)監督は「今後につながるレースだった」と手応えを挙げた。
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