江戸絵画界を席巻、二大絵師　21日開幕「文晁と北斎」展　県立美術館・橋本副館長に聞く

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谷文晁「河口湖富士真景図」（秋田市立千秋美術館蔵）

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葛飾北斎「凱風快晴」（大田区立龍子記念館蔵）

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「文晁と北斎は当時の江戸絵画界の二大ブランド」と話す橋本慎司副館長兼学芸課長

　県立美術館で21日開幕する企画展「文晁と北斎－このふたり、ただものにあらず」（同館、下野新聞社主催）は、18世紀末から19世紀前半の江戸絵画界を席巻した２人の絵師を紹介する。「関東南画の祖」と「奇才の浮世絵師」という一見対照的な２人だが、橋本慎司（はしもとしんじ）副館長兼学芸課長は、創作の熱量や画域の広さなど共通点も多いと話す。

　－田安徳川（たやすとくがわ）家に仕え、老中松平定信（まつだいらさだのぶ）に認められた谷文晁（たにぶんちょう）と、市井の葛飾北斎（かつしかほくさい）。この２人を組み合わせた狙いは。