4年前の台風19号が生活、人生を一変させた。水害のリスクが高い場所から高台など安全な地域へ移転する那須烏山市内の防災集団移転促進事業。対象地域の住民からは「早く被災の心配をなくしたい」と、進展を願う多くの現実的な声がある。一方、住み慣れた土地から離れ家を手放すことへの葛藤や移転後の不安など、複雑な思いや迷いを抱える住民もいる。移転するか否か。先を見通せない状況の中で、住民たちは決断を迫られている。
きらきらと水面を光らせ、水田地帯から山あいへゆったりと流れる那珂川。4年前のあの日。豪雨で川は氾濫し、住宅や農地など地域を飲み込んだ。
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