手作りの万華鏡をのぞく児童ら

 【下野】子どもたちが科学の面白さを体験する理科実験教室「石橋こどもクラブ めざせ!サイエンス博士」が8日、石橋公民館で開かれた。小学3~6年生を対象に毎年、同公民館が企画している。今回は全5回のうちの4回目。

 テーマは「色をいろいろ変えてみよう」。市内のボランティア団体「市自然に親しむ会・おもしろ理科教室部会」の会員川俣将世(かわまたまさよ)さん(72)ら3人を講師に招き、児童7人が色と光の実験に挑戦した。

 まずムラサキキャベツの葉などから取り出した色素をミカンやまんじゅうの皮に付け、色の変化を観察。物の性質によって、色素が濃い赤色や緑色に変化することを学んだ。

 次に偏光板を使って万華鏡を制作。児童は手作りした万華鏡をのぞき、水色やオレンジ色に変化する光の不思議さに驚きの表情を見せた。

 古山小5年坂本向輝(さかもとこうき)君(11)は「学校でまだ勉強していないことが学べて面白い。まんじゅうを付けたら赤い液体が緑色に変化してびっくりした」と興味津々の様子だった。