奥日光の戦場ケ原(標高1394メートル)で8日朝、初氷が確認された。昨年より7日遅かった。
長年、同所で気象観測を続ける鶴巻正男(つるまきまさお)さん(74)によると、この日は午前7時ごろまでに氷点下2・5度を記録。鶴巻さんが同所で経営する観光物産店「三本松茶屋」の裏手に置かれた観測用のバケツには、厚さ5ミリほどの氷が張った。周辺の木々やササなどには霜が降りていた。
この日は朝からハイキングなどを楽しむ多くの観光客が同所を訪れた。鶴巻さんは「最近は朝晩の寒さが増している。紅葉も色づいてきたので、この冷え込みでよりきれいになってくれれば」と話した。