バタフライピージンジャーエール(手前)とパンナコッタ

自慢の鈑金アートの前に立つ谷内さん(中央)とスタッフたち

バタフライピージンジャーエール(手前)とパンナコッタ 自慢の鈑金アートの前に立つ谷内さん(中央)とスタッフたち

 緑豊かな「奥佐野」の入り口にあるモダンな空間。「Y’s(ワイズ) cafe(カフェ)」は旧山形小の校舎1階の家庭科室を改修し、8月下旬にオープンした。地域づくりの拠点として地元も期待し応援している。

 オーナーは精密板金加工会社のヤマダ(足利市)の社長を務める谷内浩子(やちひろこ)さん(61)。「ものづくりの発信基地などに活用するため建物や跡地を取得した」

 カフェの準備に1年以上費やした。アートな雰囲気に浸れるよう、精緻な板金加工の技術で生み出したオブジェに、いすはコルビジェやミースといった近代巨匠デザインのリプロダクト品(意匠権が切れた製品の復刻版)などを配置する。

 ランチや各種スイーツも好評だが、注目の一品は「バタフライピージンジャーエール」(660円)。青い花色のハーブティー「バタフライピー」とジンジャーシロップのソーダ。美しい青い色はレモンを加えると、「夜明けを思わせる色に変化する」(谷内さん)。爽やかな味わいとともに楽しめる。

 時には奮発して「平飼い卵プリン」(550円)や、手作りイチゴソースを載せた「パンナコッタ」(440円)と合わせるのもいい。

 ▼メモ 佐野市山形町649の2。午前11時~午後4時。月、火曜定休。(問)090・5444・0449。