カンセキが展開するワイルドワンの店舗の一つ

 ホームセンターのカンセキ(宇都宮市西川田本町3丁目、大田垣一郎(おおたがきいちろう)社長)は5日、2023年8月中間期の業績予想を下方修正した。4月公表の前回予想に比べ、売上高は10・3%減の179億4700万円で、8億円の黒字を見込んだ経常損益は3700万円の赤字、5億1千万円の黒字とした純損益は5900万円の赤字となる見通し。

 24年2月期の業績予想も発表し、売上高400億円、経常利益14億6900万円、純利益9億600万円としていた前回予想を修正し、全て未定とした。

 配当予想は中間配当を無配とし、期末配当は未定。

 アウトドア用品のWILD-1(ワイルドワン)事業は、新型コロナウイルス禍の行動制限緩和による消費者趣向の多様化などにより、主力のキャンプ用品を中心に売り上げが大きく減少した。ホームセンター事業は原材料価格の上昇に伴う値上げが消費者心理に影響し、売上高と利益が減少した。