同世代との交流も楽しかったという野本さんと高藤さん、渡辺さん(後列左から)、真部さん=宇都宮女子高

団体戦に臨む野本さんと渡辺さん、高藤さん(左から)=盛岡市

個人戦で決勝戦に進んだ高藤さん(右)と野本さんが詠んだ歌

同世代との交流も楽しかったという野本さんと高藤さん、渡辺さん(後列左から)、真部さん=宇都宮女子高 団体戦に臨む野本さんと渡辺さん、高藤さん(左から)=盛岡市 個人戦で決勝戦に進んだ高藤さん(右)と野本さんが詠んだ歌

 8月に盛岡市で開かれた第18回全国高校生短歌大会(通称・短歌甲子園)に、本県から宇都宮女子高のチームが初出場した。作歌の経験はほぼなく、団体戦の結果は1次リーグ敗退に終わったものの、短歌の魅力に触れ、大会から大きな刺激を受けたと語るメンバーたち。文芸活動の低迷傾向も指摘される近年、彼女たちの心を捉えた大会について詳しく聞いた。

 本県勢では第5、6、8、9回大会に出た矢板中央高以来9年ぶりの出場。宇都宮女子高文芸部の部長で2年生真部凛(まなべりん)さんと、高藤(たかとう)ひなたさん、野本芽生子(のもとめいこ)さん、渡辺絢音(わたなべあやねさんの1年生トリオが団体戦と個人戦に臨み、全国の高校生たちと自作短歌の出来を競った。

 日頃は小説を書いているという4人。大会挑戦は、同部顧問の津久井秀一(つくいしゅういち)教諭(62)から募集要項を渡されたことがきっかけだった。

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