東京商工リサーチ宇都宮支店は28日、飲食店経営の二荒商事(日光市中宮祠)が事業停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。負債総額は約4千万円。
東京商工リサーチ宇都宮支店によると、二荒商事は2006年設立。「旅の駅二荒レストセンター」を運営し、バス団体客や個人観光客向けに、食事提供や名産品販売を手がけていた。
一方、新型コロナウイルス感染拡大に伴い利用客は大幅に減少し、次第に資金繰りが厳しくなった。復調を期した23年シーズンは、店舗老朽化で雨漏りが発生。例年、冬季休業明けとなる4月から営業ができず、9月19日までに事業を停止した。