今夏、記録的猛暑が続いた影響で、県内で生産されているダイコン、ホウレンソウ、ネギなどの野菜が生育不良に直面している。高温の影響で病気も広がり、今月は出荷を断念した農家もいる。天候に左右される中、10月の出荷を目指し懸命な作業が続いている。
今月25日、那須塩原市塩原。高原野菜を生産する市村農園では、一部のダイコンがひび割れし、葉が枯れていた。例年より小ぶりで、約3ヘクタールの畑のうち約4割が9月の出荷分だったが、生産者の市村一則(いちむらかずのり)さん(53)は「今月の出荷は諦めました」と声を落とす。
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