2021年に県内12の消防本部・局で119番を受けてから救急車が患者を医療機関に搬送するまでの平均時間は、前年比1・5分延びて44・1分となり、県が記録を遡(さかのぼ)れる08年以降で最長だったことが27日までに、県消防防災課のまとめで分かった。全国平均の42・8分より県内平均の方が1・3分長かった。08年と比べると7・3分延びた。新型コロナウイルス禍で受け入れ病院の確保に時間を要したことが影響したとみられる。
同課によると、病院搬送までの平均所要時間は08年が36・8分だった。その後、増加傾向が続き、12年には40分を越え、17年からは41分台が続いた。新型コロナ感染が拡大した20年は42・6分となり、21年は44・1分まで延びた。
通報から現場到着までの平均時間は08年の7・4分に対し、21年は8・9分だった。
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