西日光いろは栗

店の前に立つ社員

西日光いろは栗 店の前に立つ社員

 たっぷり入った白いソフトクリームの上に、栗100%の麺状のペーストが折り重なる。口に運ぶたび、柔らかな和栗の味わいが秋を感じさせる。

 「西日光いろは栗」(790円)は茨城県産の和栗を使用。中のソフトクリームが溶けるため「賞味期限は8分」と日向野敬司(ひがのけいじ)社長(43)は笑う。いろは坂が紅葉で彩られる時期に合わせ、旬の食材を味わってほしいと販売を開始。昨年は約2万個を売り出した。

 販売するのは、2017年に洋菓子店「ケーキハウスヒガノ」(壬生町通町)がプロデュースしたフルーツパーラー「Mib-TOWN(ミッブタウン)」。地産地消を掲げ、町特産のイチゴを取り入れたロゴマークが目印だ。

 凍らせた県産イチゴにソフトクリームを載せた「西日光紅白福苺(ふくいちご)」(Sサイズ590円、Mサイズ700円)も人気という。

 日向野社長は2代目の両親から店を受け継ぎ、25年間お菓子を作り続けてきた。「お菓子だけでおなかを満たすことはできないが、お菓子で人と人をつなぐことができる」が持論だ。

 「西日光いろは栗」は2月いっぱいまで。

 ▼メモ 壬生町国谷1870の2(道の駅みぶ内)。無休。午前10時~午後5時。(問)080・9994・5166。