鹿沼市と千葉県市原市でそれぞれ2021年4月、ベトナム人男性を連れ去り家族に身代金を要求したなどとして、身代金目的拐取や監禁などの罪に問われた住所不定、ベトナム国籍、無職の男(28)の裁判員裁判判決公判が22日、宇都宮地裁で開かれた。瀧岡俊文(たきおかとしふみ)裁判長は「(鹿沼市の事件では)主体的かつ中心的な立場で関与した」などとして懲役7年(求刑懲役11年)を言い渡した。
瀧岡裁判長は「いずれの事件でも知人から(借金の)取り立ての依頼や相談を受けて実行役の手配に動いた」と判示。鹿沼市の事件では車の運転役を含め数人を手配し、模造刀を準備するなどしたと指摘した。
市原市の事件で一部共謀を否定した弁護側の主張は退けた。
判決は、仲間と共謀し21年4月下旬、鹿沼市、同国籍、技能実習生男性=当時(21)=を自宅から連れ去り親族に身代金を要求し、群馬県太田市のアパートに監禁した、などとした。
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