第2次岸田再改造内閣が発足した13日、県民からは過去最多に並ぶ女性5人の入閣を「時代の象徴だ」と歓迎する声のほか、国民生活に打撃が続く物価高やトラブルが相次ぐマイナンバーへの早急な対策を求める訴えが上がった。「現場の実情に即した政策を」と、国民目線のかじ取りを願う思いがにじんだ。改造内閣への期待と不安が交錯する中、「興味が持てない」と冷ややかな視線もあった。

 「女性の活躍がうたわれる時代に対応している。少しは支持率が上昇するのではないか」

 那須塩原市一区町、農業中野登喜男(なかのときお)さん(78)は女性閣僚が増えたことを評価する。同時に70代が7人いる点などを指摘し、「若い世代の意見も取り入れてほしい」とくぎを刺した。