帝国データバンク宇都宮支店は13日、不動産業の松原木材不動産(宇都宮市宝木町)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。9月1日付。負債総額は約2億4千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、松原木材不動産は1955年創業、58年設立。バブル期のピーク時には、不動産売買を中心に売上高は3億円を超えていた。
一方、バブル崩壊で売買は低調となり、2000年11月期には賃貸や仲介業中心の運営にとどまり年商1800万円まで落ち込んだ。その後も業績は上向かず、商品在庫による借り入れ負担が重荷となり債務超過の状態に陥った。2017年ごろには、実質的に事業停止の状態となっていた。