超党派の県議でつくる県議会条例作成検討会が、LGBTなど性的少数者への理解促進を図るため策定した条例案を公表してから今月で2年がたった。パブリックコメント(意見公募)まで実施したもののいまだ議会に提出されておらず、このままお蔵入りになる公算が大きい。県議会からその理由などの説明もなされないままで、識者からは疑問の声が上がっている。
「性の多様性に関する理解の増進に関する条例(仮称)」案は、全ての県民の性的指向や性自認の尊重を基本理念とし、県や県民の責務などを定めた。とちぎ自民党議員会の県議を中心とした十数人の検討会でまとめ、2021年9月に公表とパブリックコメントを行い、当初は22年1月の施行を目指した。
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