県警の日産自動車「GT-R」パトカーを先頭に通り初めを行う関係者の車両

関係者がテープカットなどを行った開通セレモニー

開通した都賀西方スマートインターチェンジ

県警の日産自動車「GT-R」パトカーを先頭に通り初めを行う関係者の車両 関係者がテープカットなどを行った開通セレモニー 開通した都賀西方スマートインターチェンジ

 【栃木】市とネクスコ東日本が東北自動車道都賀西方パーキングエリア(PA)に整備を進めてきた「都賀西方スマートインターチェンジ(IC)」が10日、開通した。

 開通式には大川秀子(おおかわひでこ)市長や地元選出の茂木敏充(もてぎとしみつ)自民党幹事長、福田富一(ふくだとみかず)知事ら約100人が出席した。大川市長は「地域経済の活性化や安全安心の暮らしを支える施設として大きな役割を果たす」とあいさつ。交通安全を祈願した後、テープカットし、関係者の車両が通り初めを行った。

 2016年に新規事業化された同スマートICは、栃木IC-鹿沼IC間に位置し、出入り口は国道293号に接続する。

 開通により、宇都宮西中核工業団地や農産物集荷所、周辺ゴルフ場、観光施設へのアクセス向上による地域活性化や、救急医療機関への搬送時間短縮などが期待できるという。

 全体事業費は、市負担分の約14億1千万円を含む約34億6千万円。上り線は1日1200台、下り線は1日1400台の利用を想定している。24時間利用可能で、自動料金収受システム(ETC)車載器搭載車が対象となる。