県と宇都宮地方気象台は6日午後3時55分、避難が必要な警戒レベル4相当として、那須烏山市に土砂災害警戒情報を発表した。午後4時17分、宇都宮市、芳賀町、高根沢町も対象地域に加わった。警戒対象の市町は計4市町。
宇都宮市は午後4時28分、河内地区、平石地区、清原地区の土砂災害警戒区域等に避難指示を発令した。河内地区市民センター、河内中、清原地区市民センター、清原中、田原中、平石地区市民センターの計6カ所に避難所を開設した。
高根沢町は町民広場、那須烏山市は上境中組公民館に避難所を開設した。午後5時7分現在、上境中組公民館には1世帯3人が避難しているという。
県と気象台によると、降り続く大雨のため、土砂災害警戒区域では命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況にあるという。崖の近くに住む住民などは避難指示といった情報に留意し、少しでも安全な場所への速やかな避難を心掛けるよう呼びかけている。