生活排水処理施設の県内人口普及率

 公共下水道や合併処理浄化槽といった生活排水処理施設の県内人口普及率が2022年度末現在で前年度比0・5ポイント増の89・3%となったことが、5日までの県への取材で分かった。全国平均の92・9%には依然として届かず、全国順位も25位にとどまっている。県は当面の目標として、26年度までに91・2%まで引き上げる方針を掲げている。

 県内市町で普及率が最も高いのは下水道に加え農業集落排水施設の整備も進む上三川町で、前年度と同じ99・5%。最も低かったのは県内で唯一、下水道の整備を行っていない塩谷町の45・1%だが、合併処理浄化槽の整備などにより前年度を2ポイント上回った。那須町や那須烏山市、那珂川町など県北地域を中心とした7市町も前年度に比べ1ポイント以上伸びた。