宇都宮地方気象台は4日午後4時52分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では4日夜のはじめ頃まで土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要としている。

◇最新の防災情報・気象警報

 気象台によると、県内では大気の状態が非常に不安定となっており、4日夜のはじめ頃にかけて非常に激しい雨の降る所がある見込み。

 県内では、土砂災害、浸水害、洪水の危険度が急激に高まっており、重大な災害がいつ発生してもおかしくない危険な状況となっている。

 落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要という。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう、呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物の管理などにも注意を促した。

 雨の降り始めの4日午前2時から午後4時までの降水量(アメダスによる速報値)は真岡150ミリ、宇都宮146・5ミリ、高根沢107ミリ、塩谷100・5ミリ、那須烏山88ミリ。

 4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で北部70ミリ、南部50ミリ。5日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部150ミリ、南部100ミリ。