JA全農とちぎ(中村昌文(なかむらまさふみ)県本部長)は30日、県内各農協に前払いする2023年産コシヒカリ(1等、JA米)の概算金を、60キロ当たり1万2300円に決めた。前年産より1800円(17・1%)上昇し、2年連続の増額となった。

 新型コロナウイルス禍で減少した主食用米の需要が改善傾向にあり、県産米の在庫量の減少も進んでいるのが要因。生産資材価格の高騰に直面する農家の経営状況も勘案したという。