栃木県の日光市観光協会は「環境に配慮した紙袋」をオリジナルで作製し、誘客キャンペーンなどで使用するノベルティとして配布を始めた。観光客にプラスチックごみの持ち帰りに活用してもらい、市が取り組む「ゼロカーボンシティ」づくりに貢献する狙いという。
紙袋は100%再生紙で3千枚作製。縦26・5センチ、横22センチ。シンプルなデザインで両面に「we love nature」「NIKKO CITY」のロゴを表記した。
レジ袋の有料化に伴い、観光地でごみのポイ捨てが懸念されているといい、ごみの持ち帰りに役立ててもらうほか、持続可能な開発目標(SDGs)への国際的な関心の高まりや、市が掲げる「2050年ゼロカーボンシティ宣言」を強く意識。「観光協会としても環境づくりに貢献したい」と作製を決めた。
1日から今市地区で始まった「今市の七夕まつり」で配布を始め、今後も各種イベントなどで配布する。