茂木町ゆかりの作家の作品を集めて24日まで同町茂木のふみの森もてぎで開催されている「2018もてぎの秋の作品展-漆黒の紅蓮(ぐれん)-」(茂木作家協会主催)会場で20日、小さな観客に初の「ベスト観客賞」が贈られた。ある一つの陶芸作品が8歳になる小学生女児の心をしっかり捉えた。
受賞したのは同町北高岡、茂木小2年栗田(くりた)ことさん。7日からの会期中、父親の会社員智史(さとし)さん(37)やきょうだいたちと4回も会場に足を運んだ。目当ては陶芸家ダグラス・ブラックさん(51)=茂木町牧野(まぎの)=の器だった。
濃い茶色の地に、山桜の灰を上薬にした星のような青白い丸や金彩で描かれた文様で飾られ、宇宙の広がりを思わせる一品。ことさんは「空や星が好き」。「かわいい」と、一目見て作品のとりこになり、家族を連れて何度も会場を訪れ、自宅では作品を母親のしのぶさん(38)に買ってほしいとおねだりした。
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