矢板市役所

 【矢板】斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長は20日の定例記者会見で、未就学児の子育て世帯に対して「食費・食育応援事業」を行うと発表した。食育教室に参加した親子に対して対象児1人2千円分の「新米クーポン」を支給する。子育て支援と市産米の消費拡大を図る狙いがある。

 国の新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金を活用する。対象児は市に住民票がある現在1~4歳(一部)の約450人。食育教室は28、29日、8月3、6、20日の5日間、市子ども未来館で開き、栄養士が講話し相談にも応じ、市健康づくりみどりの会は米を用いた手軽なレシピを紹介する。クーポンは道の駅やいたで今秋販売する市産の新米と引き換えられる。

 斎藤市長は「単にクーポン配布による一過性の取り組みで終わらせることなく、食育に関心を持ってもらい、おいしく、栄養価が高くてリーズナブルな食事を子どもに提供してもらいたい」と狙いを説明した。