【宇都宮】保育士を目指す学生向けの就職フェアが2日、JR宇都宮駅東口の交流拠点施設ライトキューブ宇都宮で開かれた。
市私立保育園協会が主催する就活イベントで、新型コロナウイルス禍を経て3年ぶりの開催。同協会に加盟する市内の私立保育園約60園がブースを構え、県内外から集まった学生に保育方針などを説明、市内での就職を呼びかけた。
保育士不足が全国的な課題となる中で、同協会会長の海野仁昭(うんのじんしょう)宇都宮保育園園長(60)は「園の開所時間が長いので、保育士の勤務時間を考えるとその分、人手が必要」と背景を説明。ベテラン保育士の一人は、働きやすい職場環境をつくるため「昔と違い、主体性を大切にしている」と話した。
参加した作新学院大女子短期大学部2年の宮本楓菜(みやもとふうな)さん(19)は「子どもに関わる仕事がしたかった。やりがいのある職なので頑張れると思うけど、働きやすい環境になって保育士になる人が増えたらうれしい」と期待していた。