栃木県庁

 栃木県環境森林部は4日、益子町塙の事業所内にある井戸2カ所から環境基準値を超える発がん性物質「トリクロロエチレン」を検出したと発表した。発生源を特定できず、県は継続的な監視や定期的な水質調査に取り組む方針。

 事業所から報告を受けた県が5月18日、3井戸で調べた。環境基準値は1リットル当たり0・01ミリグラム以下だが、2井戸で0・056ミリグラムと0・152ミリグラムをそれぞれ検出した。県と同町は6月7日、周辺の7井戸でも調査したが確認されなかった。健康被害は報告されていない。県は周辺住民に汚染を通知し、水道水の飲用を呼びかけている。

 トリクロロエチレンは金属の洗浄剤などに使用される。体内に入ると肝臓や腎臓への障害、頭痛などを引き起こす恐れがある。