アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスは3日、日光市のクラブ事務所で記者会見を開き、2023-24シーズンの新体制を発表した。新たなチームスローガンは「ALL ABOARD(オールアボード)」に決定。新入団を含む選手21人体制で今季もリーグと全日本選手権の2冠に挑む。
会見には3季目の指揮を執る藤澤悌史(ふじさわよしふみ)監督とDF佐藤大翔(さとうひろと)主将のほか、副主将のFW鈴木健斗(すずきけんと)とDF相馬秀斗(そうましゅうと)が出席。藤澤監督は「新たに出発するという意味。全員で同じ目標に向かい、改めて挑戦していく」とスローガンに込めた思いを語った。
昨季はレギュラーシーズン通算22勝18敗の3位。5季ぶりにプレーオフへ進出を果たしたが、シーズン終了後に通算10季在籍したベテランFW斎藤哲也(さいとうてつや)ら5選手が退団した。
一方で今季は東北からDF佐々木祐希(ささきゆうき)、ひがし北海道からFW磯谷奏汰(いそがいそうた)の即戦力が加入。高校アイスホッケーの名門・武修館(北海道)から日光東中出身のGK大塚一佐(おおつかいっさ)も加わった。藤澤監督は「1点の重みを意識し、無駄な失点を防ぐことを突き詰めたい。攻撃はリーグ屈指の得点力のある選手がいる。良い守備から攻撃につなげたい」と決意を示した。
主将就任5季目の佐藤は「どれだけ一つの集団になって戦えるかが重要。アジアリーグと全日本選手権の2冠を取れるように頑張る」と力強く抱負を語った。
バックスは同日、全体トレーニングを開始。17日からは日光霧降アイスアリーナで氷上練習に臨む。プレシーズンゲームは同会場で2試合が予定され、8月19日が東北戦、9月9日は横浜戦が組まれている。