濃厚スープが麺に絡む辣肉白湯麺

濃厚スープが麺に絡む辣肉白湯麺

 とろみのあるスープをすすると濃厚な鶏のうまみが口に広がる。ストレート麺ともよく絡み、具から溶け出したピリ辛が後を引く。「辣肉白湯麺(ラールーパイタンメン)」(980円)は昨年12月から提供を始めた店主一押しの新メニューだ。

 ベースとなる白湯スープは鶏を中心に豚などを使い、2日以上かけて取る。具の「辣肉」はせん切りのタケノコ、干しシイタケ、豚ひき肉を豆板醤などで炒めたもの。「中華料理店での修業時代に同僚の中国人から教えてもらった」と店主の檜山治久(ひやまはるひさ)さん(46)。調味料や具材にアレンジを加え、試行錯誤の末に現在の味を完成させた。

 店は60年ほど前に檜山さんの祖父が開店し、街の定食屋として長年愛されてきた。7年前に檜山さんが3代目として後を継ぎ、ラーメンと中華中心にメニューを一新。平日は近所の常連客、休日は評判を聞きつけたラーメン好きが遠方からも訪れる。

 宇都宮商業高に近い立地から、高校生以下のグループは大盛りが無料になるサービスも。おなかも心も満たされること間違いなし。

 ◆メモ 宇都宮市東塙田2の5の15▽営業時間 午前11時半~午後3時(30分前ラストオーダー)▽定休日 火曜▽(問)028・622・0062