【益子】町と町スポーツ協会は17日、バレーボール女子の元日本代表で2012年ロンドン五輪銅メダリストの迫田(さこだ)さおりさん=鹿児島県出身=によるバレーボール教室を町総合体育館で開いた。
教室は毎年4回ほど実施する町少年スポーツ教室事業の一環。各競技で活躍した選手を指導者として招き、子どもたちに技術や心構えなどを学んでもらう。
この日は町内の小中学生約60人が参加した。参加者は上達を目指してオーバーハンドパスやアンダーハンドパス、スパイクなどの練習に取り組んだ。迫田さんは見本を見せたりトスを上げたりして指導した。
益子中バレーボール部主将の3年伊藤爽香(いとうさやか)さん(14)は「バレーに対する姿勢や基本の大切さを改めて感じた。スパイクを低い体勢から打つことを身に付けられた」と納得していた。
迫田さんは「皆の『やってみよう』という気持ちが伝わってきた。今後も仲間を大切にしてバレーを楽しんでもらいたい」と話した。