特別授業で講義する栃木署生活安全課の鈴木係長

 【栃木】倭(やまと)町の通信制高校「成美学園」栃木校は8日、スマートフォンや交流サイト(SNS)のトラブルに関する特別授業を行い、生徒12人がSNSなどに潜む危険について理解を深めた。

 同校は今年4月に開校し、通信制高校では県内初のeスポーツ科を設置している。特別授業は生徒がスマホやSNSでトラブルや犯罪に巻き込まれないように、栃木署生活安全課の署員を招いて初めて実施した。

 同課の鈴木英夫(すずきひでお)係長は、SNS上の誹謗(ひぼう)中傷が犯罪となる可能性や、個人情報漏えいのリスクを指摘。インターネットを使う際に不正アクセスを受ける危険性や、ワンクリック詐欺の手口も説明した。特殊詐欺への加担防止を訴えるドラマも鑑賞した。

 参加した男子生徒は「SNSで知り合った人を安易に信用しないよう気を付けて活用していきたい」と話した。