揚げたての香りが鼻をくすぐり、ほどよい甘さが口の中に広がる「キャラメルシュガー」。外側はサクサク、内側はもちもちとした、二つの食感が味わえるチュロスだ。
「他店にはないものを作ろう」と、カフェである店をプロデュースする「REBORN(リボーン)」(那須町寺子丙)の若松渡(わかまつわたる)社長(47)が考案。半年ほどの試行錯誤の末、米粉を使用し、小麦粉には出せない弾力のある一品にたどり着いた。グルテンフリーのため、小麦アレルギーの人も遠方から訪れるという。
揚げる際には米油を用いる。これによりチュロスにまぶす阿波和三盆糖など、他の素材を生かしつつ、さっぱりとした味わいになっている。
素材だけでなく、見栄えにもこだわる。一般的な棒状ではなく、約40センチと長めのチュロスを輪っかの形にして提供。二つ並べてハート形を作り、写真を撮る女性や子どもも多く、見た目でも客を楽しませている。
若松社長は「注文が入ってから、一つずつ丁寧に揚げている。出来たてのチュロスを味わってほしい」と話す。同社はフランチャイズ事業を展開しており、いずれは全国各地でチュロスを提供できるようにしたいという。
▼メモ キャラメルシュガーは500円▽那須町寺子丙3の46▽営業時間 午前11時~午後7時(金、土曜は8時、日曜は6時)▽定休日 月曜▽(問)0287・74・6857。