青空の下、田植えを体験する子どもたち

 【栃木】大平中央小の5年生94人は18日、学校南側の田んぼで田植え作業を体験した。自然や農業への理解を深めてもらおうと、JAしもつけが企画。地元農家らでつくる「あらい水と緑の会」の協力で実施した。

 子どもたちは同会が管理する約870平方メートルの田んぼで田植えを体験。青空の下、膝まで泥に漬かりながら手で丁寧に苗を植えていった。秋には収穫体験も行う。

 加藤颯(かとうそう)君(10)は「苗を植えるのは難しかったけど、泥は気持ち良かった」と話した。同会の吉澤敏男(よしざわとしお)会長(74)は「田植えを経験する機会は少なくなっていると思う。大人になった時にこの経験を思い出してもらいたい」と話した。