「話題性を出したい」。その思いから考案された「あんこフォンデュ」。新たな県北の名物となる可能性を秘めた、斬新な一品だ。
シャリズCaféのオーナーは採石業の東京石材(大田原市亀久)の保永順平(ほながじゅんぺい)社長(43)。同社はフットサル場を運営しており、利用者の少ない午前中に客を呼び込もうと、隣接するクラブハウスを利用し4月下旬に店をオープンさせたばかりだ。
器の下から火で温められるメインのあんこにこだわる。使用する小豆の品種や調合の割合は企業秘密だというオリジナルのレシピで、程よい甘さに仕上げている。そこに団子、冷凍イチゴ、抹茶アイス、バターを挟んだカスクート、最中と、5種類の具材を絡めて楽しめる。また、見栄えを意識してカラフルな色合いに仕立てたこともあってか、注文した客のほとんどが写真に収めるという。
同店は大田原市の米を使用したおにぎりなども販売している。現在は持ち帰りが客全体の約6割を占めるが、保永社長は「カフェ利用客はフットサル場で自由に体を動かせる。親子連れはもちろん、幅広い世代の方に気軽にカフェに遊びに来てもらいたい」と呼びかけている。
▼メモ あんこフォンデュは1200円▽那須塩原市唐杉42の9▽営業時間 午前10時~午後4時半(ラストオーダー4時)▽定休日 月曜▽(問)070・4108・7363。