もつ煮込み(580円)

店内に立つ、代表の相良さん

もつ煮込み(580円) 店内に立つ、代表の相良さん

 野木町内の国道4号を走っていると、インパクトのある看板が目に飛び込んでくる。「もつ煮屋貫太郎」の「もつ煮込み」(580円)は、最初の1口目はあっさりとしているが、コクがあり箸が止まらない。

 味付けの決め手は代表の相良淳(さがらじゅん)さん(52)がブレンドする3種類のみそ。約1時間ほど煮込み、余分な油を丁寧に取り除き、時間がたっても油の膜が張らず飲み干せるスープを目指した。

 隣接する茨城県古河市の精肉会社から新鮮な状態の大腸、小腸、胃袋などを仕入れ、すぐに調理を始める。新鮮なもつなので臭みがないのが特長。野菜は野木町産の大根、ニンジン、ゴボウを使用する。

 6年前、旧友にもつ煮を振る舞う機会があり、絶品と好評だったという。さらにおいしいもつ煮を作ろうと3年以上研究し、2020年12月にオープンした。

 「貫太郎」は相良さんがトラック運転手だった時のコールネーム。古河市やつくば市の飲食店4軒にも卸しており、自身は県内のイベントに屋台を出店することが多い。

 「もつが苦手な人でも食べられたという声を聞くと、ものすごくうれしい」と声を弾ませる。

 ▼メモ 野木町友沼925の1。午前11時~午後8時。月曜、第3火曜定休。(問)0280・23・2312。