小中学校4校が統合して誕生した関谷の義務教育学校「箒根学園」の開校式が12日、同校で行われ、児童生徒240人をはじめ関係者が新たな門出を祝った。改正学校教育法に基づく義務教育学校の設置は、市内では2017年度の塩原小中学校に続いて2番目。県内の義務教育学校は6校となった。
式典には市議や市教委関係者、箒根学園設置準備委員会メンバーを含む来賓45人が出席。渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は「楽しい学校生活を送ってほしい」、山本幸子(やまもとさちこ)校長は「開校に向けて努力、応援してくれた人たちに感謝の気持ちを持ち続けてください」とあいさつ。初代児童生徒会長となった同校9年、山本和奏(やまもとわかな)さんは「誰もが自分らしく活動し、互いを認め合える学校を目指す。地域の歴史と伝統を引き継いで、さらに発展させたい」と決意を述べた。
箒根学園は市小中学校適正配置基本計画に基づき、関谷、大貫、横林の3小学校と箒根中を統合して誕生。鉄筋コンクリート2階建ての新校舎は、旧関谷小校舎の南側に建設された。