サッカーJ2の栃木SCは12日午後7時から、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで山形と戦う。試合は「とちぎとともに あなたとともに 下野新聞スペシャルマッチ」。ホームの熱い声援を追い風に4試合ぶりの勝ち点3をもぎ取りたい。
前節は敵地で山口に挑み、1-1の引き分け。前半40分、DF福島隼斗(ふくしまはやと)のJ2初ゴールで先制点したものの、後半ロスタイムにセットプレーから失点。3試合勝ちなしで終わった。通算成績は1勝3分け4敗、勝ち点6の19位。
一方の山形は成績不振で今月、ピーター・クラモフスキー監督を解任し、渡辺晋(わたなべすすむ)コーチが後任に就いた。ここまでの8試合で無失点試合はなく6連敗中だが、地力があるだけに侮れない。
栃木SCの明確な課題は得点力。MF佐藤祥(さとうしょう)は「一番大切なのはボールを奪った後の力の出し方」と前線への展開の仕方を改善点に挙げ、時崎悠(ときさきゆう)監督は「交代選手をきっかけにギアを上げる、数多くチャンスをつくることが必要」と現状打開に期待した。