9日投開票の県議選で、告示翌日の1日から4日までの4日間に期日前投票を済ませた有権者は県内12選挙区で計4万5215人に上ったことが5日、県選挙管理委員会のまとめで分かった。4年前の前回同期を41%上回り、投票率は3・23%だった。

 12選挙区のうち4選挙区は、前回投票が行われていない。残る8選挙区で前回同期より投票者が増えたのは、佐野市、鹿沼市、小山市・野木町、那須塩原市・那須町、さくら市・塩谷郡の5選挙区。特に鹿沼市は前回同期の倍以上に当たる3936人が投票を済ませた。

 一方、矢板市は381人と、前回の27%にとどまっている。同市選管の担当者は「入場券の配送の遅れなどが原因として考えられる。ただ5日は午後3時までに約700人が投票している」としている。