【宇都宮】豊郷台2丁目、ピアノ教師早川満世(はやかわみつよ)さん(48)はこのほど、全国的なピアノコンクール「日本バッハコンクール」動画大会の一般B部門で1位となる金賞を受賞した。
早川さんは6歳でピアノを始め、宇都宮短大付属高音楽科、国立音楽大ピアノ専攻を卒業。小中学校教諭を務めた後、1997年に自宅でピアノ教室を始めた。
日本バッハコンクールには初出場。学生時代に師事した恩師の教えが書かれたバッハの楽譜を見、当時は理解できなかったことが最近になって分かるように感じ、自ら表現したくなり応募したという。
昨春、本格的に練習を始めた。県総合文化センターの練習室を借り、バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」の演奏を録画して予選に応募。6人に絞られた都内での本戦は1月22日にあり、審査員の前で演奏を披露して金賞となった。
早川さんは「私が最も年上でしたが、演奏順が1番だったので、自分のペースで弾けた。バッハは人間的に魅力ある人で大好き」と話していた。