かむたびに小麦の風味が広がるよう長めにカットされた、もちもち食感の麺。パリッとしたレンコンのチップスなどがトッピングされている。「塩そば」(800円)は、コース料理かと思うほどさまざまな食感が楽しめる。
麺に使うのは北海道産の小麦粉。毎朝、天気や湿度を見てブレンドや水の割合を変えている。
透き通ったほどよい塩味のスープは、岩手県産の伊達鶏と那須御養卵の丸鶏を使っている。開店2週間前まで味が決まらなかった中で奇跡的に出合ったという。煮込みには4時間以上かけ、うまみの抽出を考えて10分おきに温度を管理する。
店長の松本一真(まつもとかずま)さん(22)は野木町の出身。TBC学院小山校調理科在学中に千葉県内のラーメン学校で開店のノウハウを学び、学童野球時代の幼なじみ諏訪尚葵(すわなおき)さん(22)を誘って昨年6月に店を開いた。
店名の「NOODLE STUDIO STORY」には、一から作り上げたラーメンを多くの人に物語として届けたいという願いを込めた。松本さんは「自分が一歩踏み出して作ったラーメンが、食べた人の話題になればうれしい」と願う。
▼メモ 野木町丸林150の1。午前11時~午後3時、午後5~9時。木曜、第2水曜夜定休。(問)noodlestudio.story@gmail.com