投票所が開設された宇都宮市役所

 栃木県議選の期日前投票が1日、市役所や公民館など県内計117カ所で始まった。県議選の投票率は下がり続ける一方、期日前投票者数は増加しており、各市町は投票所開設時間を延ばすなどして投票を促している。

立候補者一覧はこちら

 午前8時半に開設された宇都宮市役所では有権者が早々に訪れ1票を投じた。妊娠8カ月の主婦安達(あだち)ちあきさん(25)は「子育て支援をもっと手厚くしてくれたらうれしい」と県政に期待を寄せた。

 県議選の期日前投票者数は2007年は投票者総数の約1割だったが、毎回増加し、前回19年は13万2394人で4分の1を上回った。投票率向上に向けて同市は6~7日開設する「アピタ宇都宮店」、5~7日開設の「イトーヨーカドー宇都宮店」の投票所の終了時間を従来より延長し、午後8時までとする。

 那珂川町はスーパー「リオン・ドール小川店」に8日午後2~5時、公共施設以外に初めて投票所を設けることにした。栃木と佐野、真岡、那須塩原の4市にあるイオンの店舗には今回も設置される。