県庁のそばに設置された県議選候補者のポスター掲示板=30日午後5時35分、宇都宮市昭和1丁目

県議選の立候補予定者

県庁のそばに設置された県議選候補者のポスター掲示板=30日午後5時35分、宇都宮市昭和1丁目 県議選の立候補予定者

 統一地方選の前半戦となる栃木県議選が31日告示され、4月9日の投開票に向けて選挙戦が始まる。定数50に対し、67人が立候補を予定している。人口減少対策や新型コロナウイルス禍からの地域経済再生など、県政の課題に各党、各候補がどのように対応するのか、勢力図がどう変化するのかが注目される。

 30日までに67人が県選管の事前審査を終えた。16選挙区中、12選挙区で選挙戦が確実とみられ、64人が立候補し、10選挙区で選挙戦となった前回を上回る規模となる。

 立候補予定者の内訳は現職42人、元職3人、新人22人。政党別は自民32人、立憲民主5人、公明3人、共産1人、日本維新の会1人、参政1人、無所属24人。

 無投票となる可能性が高いのは日光市、真岡市、芳賀郡、壬生町の4選挙区。壬生町は6回連続の無投票となる見込み。

 投票率も焦点の一つだ。県議選の投票率は1975年から低落を続け、前回は40・44%と戦後最低を更新した。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから2度目の統一地方選で、若者を含めた有権者の関心が高まるかにも注目が集まる。