那須塩原駅の子ども食堂が移転　原則無休、地元野菜も販売

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新設された子ども食堂で弁当を試食する親子連れ

　【那須塩原】ＪＲ那須塩原駅構内で営業していた子ども食堂「エキナカこども食堂」が同駅西口の高架下に移転し、25日に再オープンした。ＪＲ東日本大宮支社が地域貢献活動の一環として新築した。食堂を運営する藤和那須リゾート（那須町高久乙）は４月から営業日を原則無休とし、新たに地元の野菜の販売も開始。両社は食堂の機能を貧困対策に限定せず、地域住民の交流を促進する拠点施設としていく考えだ。

　「エキナカこども食堂」は２０１９年に藤和那須リゾートが同駅西口前に開設した子ども食堂が始まりで、21年11月に同駅の観光案内所内に移転。新型コロナウイルス禍が続く中、毎週火、水、金曜に中学生以下１００円、大人２００円で弁当を販売し、毎週金曜に小学生向けのリモート英会話プログラムを無償で提供してきた。