福田富一(ふくだとみかず)知事は28日の定例記者会見で、4月9日投開票の栃木県議選について「候補者には活発な意見交換を通じて県民の生の声をたくさん拾い上げ、県政への関心を高めてもらいたい」と論戦の盛り上がりに期待を寄せた。
前回の2019年県議選では投票率が40.44%にとどまり、最低を更新した。福田知事は「おおかた(県政への)無関心が数字に表れたのだろう」との見方を示し、有権者に対して「候補者の主張に耳を傾けた上で必要な対策を伝えてほしい。県政が新たな1歩を踏み出せる選挙にしたい」と投票を呼びかけた。
候補者の応援については「出席を依頼された決起集会には公務の合間を縫って可能な限り出席している」と説明。告示日の動きは未定とし、選挙期間中は「告示前に行けなかった陣営を激励できればと考えている」とした。