27日で発生から丸6年となった那須雪崩事故は、刑事、民事の裁判が昨年始まり、宇都宮地裁で係争中だ。登山講習会の責任者などだった3教諭が業務上過失致死傷罪に問われた刑事裁判は、3教諭側が雪崩発生の予見可能性などを否定し、検察側と全面対決の構図となった。5遺族が県や3教諭らに損害賠償を求めた民事訴訟は今月結審し、6月28日に判決が言い渡される。いずれも地裁が3教諭の責任をどう判断するかが焦点だ。
刑事裁判で3教諭は、2017年3月27日朝、那須町湯本のスキー場周辺で、重大な雪崩事故の発生が予想されたのに漫然と深雪歩行訓練を実施し大田原高山岳部の生徒7人と教諭1人の8人を死亡、参加した生徒5人を負傷させたなどとして同罪に問われている。
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