31日に告示される県議選を前に、さくら市・塩谷郡選挙区(定数2)に立候補予定の4氏中、2氏による公開討論会が27日夜、さくら市桜野の氏家公民館ホールで開かれ、会場を訪れた約50人が政策や主張に耳を傾けた。
たかはらさくら青年会議所が主催。自民党新人の佐藤晴彦(さとうはるひこ)氏(43)と立憲民主党新人の桜井秀美(さくらいひでみ)氏(69)が参加した。
経済発展など地域に必要なものについて、佐藤氏は「経済圏域の中で、商業や農業、観光といったつながりが課題」とし、「政治と暮らしはイコールで、若者が声を上げられる場の創設を」と述べた。
桜井氏は「この地域に住んでいる人の意識改革がまずは必要」と話し、「地域と世界とのつながり、グローバル化を見据えた人材育成が重要」と訴えた。
高校生からの「私はLGBTかも知れないがどう考えるべきか」との質問に、桜井氏は「多様な個性を尊重する社会が来たと思う」。佐藤氏は「自分と他人の相互理解ができる環境づくりが必要」と述べた。