第95回選抜高校野球大会第7日は25日、甲子園球場で2、3回戦3試合を行い、3回戦に臨んだ作新学院(6年ぶり11度目)は9―8で英明(香川、5年ぶり3度目)を逆転で下して準々決勝に一番乗りした。県勢の8強は2014年の第86回大会で4強に入った佐野日大以来9年ぶり10回目。作新学院の8強は00年の第72回大会以来23年ぶり。
作新学院は3―4で迎えた八回、磯圭太(いそけいた)の中前打を足場に斎藤綾介(さいとうりょうすけ)の中前打、武藤匠海(むとうたくみ)の四球で1死満塁とし、東海林智(しょうじさとし)の2点右前適時打で逆転。さらに宮本隼希(みやもとしゅんき)、塙綸ノ亮(はなわりんのすけ)の適時打などで4点を奪って7―4とリードを広げた。
八回に逆転された作新学院は九回、四球の斎藤を一塁に置いて、武藤が左翼スタンドに逆転の2点本塁打を放ち、再び1点をリードした。守っては先発川又楓(かわまたかえで)、二回から登板した磯など5投手の継投で辛くもかわした。
作新学院の準々決勝は大会第10日の28日、第1試合(午前8時半開始予定)で、26日第1試合の光(山口)―山梨学院(山梨)戦の勝者と対戦する。