栃木県教委は24日、2023年度の県立学校教職員と県教委事務局職員の定期異動を発表した。退職や新規採用も含めた教員の異動規模は前年度比96人増の791人で、過去10年で最も多い。県教委教育次長に長裕之高校教育課長(55)、宇都宮東高校長に藤田弘光烏山高校長(56)、栃木高校長に吉田真樹宇都宮東高校長(57)が就く。発令は4月1日付。
新任校長は33人で、うち6人が女性。新任校長の平均年齢は55.8歳となる。新任教頭は44人で、うち女性は12人、平均年齢は52.9歳。
県教委によると、県立学校の管理職全体(177人)に占める女性の割合は21.5%となり、過去10年間で最も高くなった。増加の背景として県教委は「適材適所の配置と人事刷新を心掛けた結果」と説明した。
異動の内訳は校長が42人(16人増)、教頭は71人(29人増)、一般教員404人(11人増)、退職者175人(41人増)、新規採用者99人(1人減)だった。