県議選矢板市選挙区の立候補予定者2人が参加した公開討論会=21日午前、矢板市本町

 31日に告示される県議選を前に、矢板市選挙区(定数1)に立候補予定の2氏による公開討論会(たかはらさくら青年会議所主催)が21日、同市本町の市体育館で開かれた。

 立候補を予定しているのは、共に無所属の、現職青木克明(あおきかつあき)氏(70)と新人藤田欽哉(ふじたきんや)氏(47)。約70人が会場を訪れ、両氏の主張を聞き比べた。

 地域経済の発展のために必要なことについて、藤田氏は「シャープ栃木工場が生産を終了した今、新たな工場の誘致は不可欠。矢板で商売を始めた人への本気の支援、もうかる農林業の創出も必要だ」などと強調。

 青木氏は「最初に取り組まなければならないことは企業誘致。市の地域資源を活用したスタートアップ企業づくり、スーパーシティの実現にも取り組みたい」などと述べた。

 子育て支援を巡って、青木氏は「支援金の給付や、子育ての悩みを聞き、それに対して必要な支援をしていく仕組み作りが重要」などと主張。藤田氏は「男性が育児に積極的に参加できるような仕組みを作っていかなければならない」などと力を込めた。